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【ビオワインスタンプラリー・15】市松【北新地】

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 予約の取れないお店として有名で、食べログの点数は現時点で4.01と、かなりの高得点。おそらく一日2クールで予約をとっているようで、2クール目の8時半に予約をし、高まる期待とともに誕生日祝いのディナーとして、訪問してきました。 

 メニューは基本的に5500円〜のコースのみ。焼き鳥をメインにした、様々なお料理が楽しめます。

 まずは鳥のお刺身から。

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 鳥刺しの上に香味野菜と、さらに白いパウダーがかかっています。このパウダーはタピオカ粉に胡麻油を染み込ませたもの。粉を舐めてみると、胡麻油の風味がして、一風変わった体験です。添えられた生姜と、黒いにんにくペーストもぴったり合います。

 その後は順に串が出てきます。まずはビールで乾杯しながら、セセリを頂きます。

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  砂ずりはおそらく縁の硬い部分を取り除いで下処理されており、一般的な砂ずりに比べて、シャリシャリとした食感が気持ち良く仕上げてあります。

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 ちょうちん。玉ひもなどと呼ばれる部位だと思いますが、かなり生っぽい仕上げ。表面だけを固めてあり、一口で食べると、口の中にトロリとした黄身の旨味が広がります。

 トマトの酢漬け。

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 コンポートしたトマトを酢漬けにしてあり、甘味と酸味がともに楽しめる一品です。

 この辺りでお酒に切り替え。

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 お酒は基本的に竹鶴押しのようです。ニッカの創業者、竹鶴政孝氏の実家の酒蔵ですね。

 ここは雄町純米の酸味一体をオーダー。強い酸味は、単体で飲むと少し酸っぱすぎるような気もしますが、こうして肉と合わせると悪くないマッチングです。

 砂ずりの縁側。

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 先ほどの砂ずりの縁の部分でしょうか。クニュクニュ、コリコリした食感です。

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 茄子の炊いたの。

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 店内は主にカウンターと、テーブル席が一つでしょうか。十数席だけのお店です。

 やはりカウンターの方が、調理の様子なども見れて楽しめます。

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 河内鴨のハラミ。

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 つくね。

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 名物のようですが、たしかに美味しい。上質のソーセージのように、濃厚な旨味が感じられます。

 レバーの低温煮込み。

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 いわゆる鶏肝を生姜風味で煮込んだ料理ですが、低温で調理されているとのことで、生に近い風味が楽しめます。一番良かった料理かも。

 皮。

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 モンヴィーゾ。

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 モンヴィーゾというチーズを焼いたもの。表面は固めの焼きチーズですが中身はトロッと焼き上げてあり、不思議な一品です。よく上手く焼けますね。ワインが飲みたくなります。

 マッシュルーム。

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 コースも終りに近いところで、追加のオーダーも聞かれます。

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 コース以外のメニューも頼めるようです。
 
 最後にワインを一杯。

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 レバー。

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 河内鴨の山椒焼きネギあんかけ。

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 レア目の鴨に餡がよくマッチします。上に乗っているのはごぼうのムース。こうした工夫は非常に楽しめます。

 チキンラーメン。

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 締めの一品は鶏がらスープのラーメンです。通常は麺は半玉だそうですが、一玉も選べるということで一玉に。美味しいのは美味しいのですが、濃厚鳥白湯も流行の昨今のラーメン事情を知っていると、物足りなく感じてしまう出来です。半玉で十分でした。

 鶏めしも追加であるということでしたが、なんだかここまで提供されるまでに時間がかかっていたため、食べた量以上に満腹感があり、お断りすることに。もう少しテンポよく食べられていれば、まだまだ頂きたいところでしたが。

 最後にデザートのフルーツを。

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 ドリンクも含めて、一人お会計8000円ほど。おそらく、平均客単価はこのぐらいのお店でしょうか。

 全体的に、間違いなく水準以上の味ではあるのですが、この価格に見合うものかというと正直疑問が浮かびます。

 串焼き以外のお料理は初めて食べる調理法のものも多く、様々に工夫が感じられるものでしたが、特に串焼きに関してはいささか凡庸な感じがしてしまいます。率直に言って、単純な焼き鳥であれば、もっと安くて美味しいお店もいくつか思い浮かんでしまいます。もう少し串焼き以外の鳥料理をメインに据えたほうが良いように思いました。

 器に関しても、全体的に素焼き風の地味なものが多く、串焼きという見た目にはあまり変化がないものを扱うのであれば、もう少し目でも楽しめるものになっても良いのではと思います。コースを懐石風のしつらえにするのであれば、そのあたりにも工夫がほしいと思いました。

 またサーブのタイミングもいささか間延びしています。料理と料理のあいだの待ち時間が長く、コースがひと通り提供されるまでに2時間20分ほどかかってしまいました。品数だけで言えば十数品ですが、焼き鳥を一本食べるごとにいちいち待ち時間が発生していてはたまりません。
 事前にフィックスしてあるコース料理で、串焼き以外はその場で一から調理をするのではなく、温め→盛り付けで済むメニューが多いにもかかわらず、この間延びは残念です。また、焼きや盛り付けをまとめてしてしまう都合上でしょうが、提供が間延びしていった結果、コースの終わり頃には30〜40分後に来店した別のお客さんと同じタイミングで同じ料理が提供されていたのはいかがなものかと。カウンター席で、調理や他のお客さんの様子がよく見えるが故に、この”手抜き”を露骨に感じてしまいます。

 メニューがコースのみという融通の効かなさも含め、再訪はおそらく無いかなと思います。価格を無視すれば十分に上質のお料理が楽しめるお店ですが、サービス面など総合的に判断して、価格に見合う価値は無いと判断せざるを得ませんでした。北新地という立地を考えれば、価格も含めて接待や同伴に使う、そういうお店と割り切るべきなのかもしれませんが。

 事前の期待度が高かっただけに、少々残念な結果となりました。

市松 (いちまつ) – 北新地/焼鳥 [食べログ]

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