京都日本酒電車に乗ってきました
京阪電車を使って行われた、京都日本酒電車というイベントに行ってきました。
かなりの人気企画だったようで、チケットは即完したようですが、申し込んだらたまたまうまく入手出来たのでした。
集合は、京阪三条駅。受付を済ませると、お酒の飲み方講座などのリーフレットが含まれた一式と、号車が書かれた名札が渡されます。
スタッフの方に先導されてホームで待っていると、電車が入構して来ました。4両編成の特別列車です。
車内にはテーブルが設えられ、お弁当と和らぎ水、そして5種類のお酒が各席ごとにセットされています。
乗車した瞬間、車内に漂う日本酒の香りが鼻腔をくすぐります。
最初にセットされているお酒は、下の箱のなかの四種と、乾杯用にもう一種。
大吟醸、発泡、古酒、生酒と、いろいろな特性が楽しめるようになっています。乾杯用は京都の酒米、「祝」を使った玉乃光の吟醸酒。
お弁当は、下鴨茶寮の特製おつまみ弁当。
おしながきにも内容がわかる図柄が描かれており、さすがこういったところも気が利いています。ここに書かれた以外にも、イイダコの煮物と厚焼き玉子も加えられた全10品。
さすが下鴨茶寮。一品一品、丁寧な仕事がしてあることが感じられるお弁当です。
例えばタコの煮物も、さっくりと噛みきれるように煮あげてあり、蒸しアナゴもほろほろと。これが老舗の技ですな。
下鴨茶寮のスタッフの方も来られていて、少しお話する機会があったのですが、
「お味はいかがですか?お酒に合うように、少し濃い目の味付けにさせていただいたんですが」
「とっても美味しいです。細かいお仕事はさすがですねぇ」
「一度お店の方にもいらっしゃってくださいね。日本酒もたくさん取り揃えておりますので」
「いやぁ、一度はお伺いしたいものの、なかなか敷居が高くて……」
「いえいえ、お昼でしたら6000円ぐらいからございますし」
「そうですかー、機会がありましたらぜひー(ろ、ろくせんえん……おひるで)」
と、なかなか貧乏人には手を出せないお値段でしたが、また機会があれば訪れたい美味しさでした。
さて、試飲できるお酒のラインナップは以下のとおりの十種類。
最初に出されていた五種類以外にも、濁り酒や米の違うものなど、様々な風味が味わえるように用意されています。
上の用紙を見ながら、「◯番のお酒をください」とスタッフの方に伝えると、グラスに注いでいただけます。
車内の風景はこんな感じ。
私達が乗った4号車は、司会の方などが話されてた1号車からは遥か遠くに位置しております。その分、自分たちの好きなペースで好きなように飲めていたので、かなりいい調子でお酒を楽しむことができていました。
結局、相席の 10人で、用意された4号瓶10本を、ほぼすべて平らげました。
今回は相棒がマイグラスを持ってきてくれました。これはかなりのファインプレー!
味気のないプラコップで飲むより、はるかに美味しさが違います。
こうした試飲イベントの多くは、同様のプラコップで提供されることも多いので、、マイお猪口や、(かさばりますが)ワイングラスを持って行くことを是非オススメします。
今回の走行ルートは、京阪三条駅出発→樟葉でいったん停車して引込線に退避→折り返して宇治駅へ→さらに折り返して中書島で下車、というルートだったのですが、これは京阪的にはかなり異例のルートらしく、樟葉駅での折り返しでは、多くの「鉄」の方々が撮影に来られてました。
以前、阪堺電車と嵐電では貸しきり忘年会をしたことがあるのですが、 それほどダイヤの過密でない路面電車ならまだしも、京阪の通常ダイヤの中にこうした特別列車を挟み込むというのは、編成的にはなかなか難しそうです。樟葉駅にあんな待避線があったのも初めて知りましたし。そういう意味でも、面白い経験でした。
さて、列車は最終的に中書島駅で停車。
まだまだ飲み足りないので、駅前すぐの立ち飲み屋に入ってみると、なかなかのお酒ラインナップ。
伏見のお酒がいろいろと楽しめます。
どれにしようかな~、と悩んでいると、同乗されていたLeafのスタッフさんや、蔵元の社長の皆さんが来店。
社長さん直々に注いでいただくという、なんとも贅沢な経験をさせていただきました。
乾杯用に最初に頂いたのは、月の桂の立春朝搾り。縁起物でも有りますが、お味も大変よろしかったです。
結局このお店でもたっぷり飲んで帰宅しました。
珍しい電車に乗りつつ、お酒もたっぷり楽しんで、上等なお弁当も付いての3900円。これはかなりお値打ちの企画だと思います。
同乗されたスタッフの皆さんも、主催者の方々だけでなく、蔵元の方や、京阪の編成の方など、かなりの大人数で、単純に人件費を考えたら赤字だろうなぁという感じの企画ですが、たっぷり楽しませていただきました。またこうした企画があれば、参加したいですね。
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