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スペースネコ穴潜入記

公開日: : 行ってきた, 酒場めぐり, 食べたもの

 昨日は、祇園にある謎の居酒屋(?)、「スペースネコ穴」に潜入してきました。

 その店を知ったきっかけは、以前、デイリーポータルZで紹介されていた記事。 http://portal.nifty.com/kiji/110930148402_1.htm

 以来、一度は行ってみたいと思いつつも、なんとなく実現できていなかったのですが、昨日、思い立って行ってきました。
 実は先週の土曜日も行こうとして、開いてるかの確認の電話をしたのですが、店主のタマさんという女性が一人でやっていると聞いていたのに、電話に出たのは男性の声。

「もしもし、今日開けておられるか確認したくてお電話したのですが」
「あー、開いてるのは開いてますよー」
「6時半ぐらいにうかがおうかと思ってるんですが」
「うーん、6時半だと店主が帰ってないかもしれないですねー。なので、お食事はちょっとまだ出せないですね」
「そうですか。じゃあ、何時ぐらいに帰られますかね」
「いやーちょっとわかんないですね。僕、客なんで」
「え?」
「まあ、お酒だけで良ければ、僕出せますよ」
「え?……じゃあ、まあ、お時間見て、また電話させていただきます」
と、客が電話に出るってどういうこと?と疑問ばかりが残るお電話だったのですが、その日は結局、あとから合流するうちの一人がネコアレルギーということで断念。昨日の再訪にいたったというわけです。

 お店に到着したのは6時半頃。場所は、八坂神社から南に数分下ったところ。
 お店にうかがうと入り口は開いており、先ほどまで食事していたような形跡はあるものの、人の気配はありません。あたかもマリー・セレスト号事件のよう。夕方に電話したときは、今日は開けているとのことだったのに…。
 仕方ないので、しばらく近所の鉄板焼屋で時間をつぶしたあと、7時すぎ頃に再度電話すると戻ってこられてました。

 外観はもはや廃屋。

 

ネコ穴外観 

 かろうじて看板は出ているものの、これは夜になっても明かりはつきませんでした(提灯も)。

 

IMGP1797

 お店の中は、物が溢れかえってて、はたしてどこに座って良いのやら、という状態。

 

IMGP1803

 カウンターにはメニューらしきものが吊るしてあるものの、こんなものは意味をなしません。

IMGP1805

 とりあえず適当に席に着くと、あとはご飯は勝手に出てくるシステム。

IMG 2906

 あまり写真を撮る雰囲気でもなかったので、出てきたものをメモ。

IMGP1811

・アジをなめろう風に叩いて木の芽和えにしたものをアボカドスライスの上に乗せたもの
・アサリの酒蒸し
・ホウボウ(お魚)をぶつ切りにして唐揚げに
・アジのお刺身
・ゴーヤチャンプルー
の5品が登場。
 どれも上手に作られてて、お料理のレベルはけっこう高かったです。

 店主のタマさんは料理をしながらもどんどん飲んでおり、一通り料理が出来上がった時点で、テーブルについて同じ料理を一緒に飲み食い。みんなでいい調子で泡盛を空けていきました。

  いろいろ話をうかがっていると、先日電話したときに出たのは、Yくんというお客さん、兼、留守番係。昼間、タマさんが遊びに行ったりして家を空けている間に電話番をして、その分のバイト代はお酒と食事で現物支給とのこと。

 そんなYくんも一緒につまみをつつき、あとから来た他のお客さんも混じって喋りながら飲んでると、気分はもう完全に家飲み。雑然とした店内も、こうなってくると逆に落ち着くぐらい。
 あとから来た二人連れは、近所の王将帰りということで、食べ残した春巻きやらエビチリやらと、餃子を差し入れ。それも一緒に食べる。

 その間、二匹の猫様(オーちゃんと、ハナエさん)は、人間どもとは関係なく、中庭をじっと見つめていたり、自由気まま。

IMGP1810

 さてそろそろお会計を…という段になると、タマさんはもうグデングデン。会計金額を聞いても、まともに答えが帰って来ません。
 いくら払えば良いかわからなく、仕方ないので、Yくんと相談して、二人分で5000円払って帰ることに。

 一人あたりビール中瓶半分と、泡盛(瑞泉)水割りを大きなグラスに波々3杯飲んで、食事もしっかり食べてこのお値段なので、割安感の強いお会計でした。

 「お店」とか「居酒屋」という概念を根本から覆すこの体験。一度お試しあれ(潔癖症の気がある人にはおすすめしません)。

「スペースネコ穴」 http://r.tabelog.com/kyoto/A2603/A260301/26016729/
 不定休で、いつタマさんがいるかわからないので、必ず電話してから行くこと。 

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